【暴露】恋愛の科学(越智啓太)のレビュー!恋愛心理学を理解できる本 | ズル賢い恋愛心理学

【暴露】恋愛の科学(越智啓太)のレビュー!恋愛心理学を理解できる本

越智啓太さんが手掛けている「恋愛の科学」という本をご存じでしょうか。

この本では恋愛研究を中心に心理学を用いて信頼性のあるデータとともに詳しく説明が記されています。なかには恋愛研究だけではなくそこから導き出されたモテるための恋愛心理学も書かれています。

恋愛心理学を用いて様々な事象を「尺度」で定理していてとても分かりやすい内容になっています。

この記事ではこの本の著者と概要、そしてとくに注目したポイントを紹介していきます。

この本はこんな人におすすめ!
・女性からモテるテクニックを知りたい人
・対人コミュニケーションに不安のある人
・恋愛心理を詳しく知りたい人

 

「恋愛の科学」の著者・越智啓太さんについて

恋愛の科学を手掛けた越智啓太さんがどのようなひとなのか紹介します。

越智 啓太(おち けいた、1965年 – )横浜市出身。

日本の犯罪心理学者、臨床心理士。法政大学文学部心理学科教授。

・学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士前期課程修了
・警視庁科学捜査研究所
・法政大学文学部心理学科教授

数多の心理学に関わり精通している人物です。

精神障害や心身症、心理的な問題や不適応行動を持っているひとの対応。そして犯罪行為、それをとりまく周辺事象の理解に心理学的方法論を用いて明らかにするプロフェッショナルです。

 

「恋愛の科学」の概要・目次

著書の目次です。恋愛の科学は大きく7つに分けた構成になっています。

第1章 愛を測定し診断する心理学
第2章 モテるための心理学
第3章 恋に落ちる過程の心理学
第4章 告白と両思いを成就する心理学
第5章 恋は盲目の心理学
第6章 愛が壊れていく過程の心理学
第7章 好きなのに傷つける理由の心理学あなたの恋愛傾向カルテ
心理尺度の技術的な解説
引用・参考文献

 

この本が評価される5つのポイント・メリット

「恋愛と科学」を読んでいてここは私自身がとても関心させられたり、今まで知らなく驚愕させられたり、参考にさせてもらっている注目のポイントがありますので紹介していきます。

ポイント1:男女の友情を成立するのか

誰もが1度は話題にすることですよね。ですがこの疑問はひとによって様々で今になってもそれは変わっていません。

この本ではその説明がされていました。恋愛心理学を用いて「愛情の尺度」と「友情の尺度」というものを定理しました。この調査によると友情の深まれば深まるほど愛情に近しい感情が生まれるということが解かりました。

「いっしょにいて楽しい」という感情が親密になっていくと「いっしょに居たい」という恋愛感情に変わっていくということです。似てるようで大きく違う意味合いを持ちます。

つまり、最初はお互いに友情だと思っていたのに親密な関係になるにつれて愛情になってしまう。だから男女の恋愛は成立しないのです。逆に男女の恋愛が成立すると言っているひとは親密になり過ぎない距離感を上手にキープできているということになるようです。また、恋愛感情に慣れていないひとが友情と勘違いしている場合もあるとのことです。

コン太
コン太

その恋愛感情に気付かない限りは男女の友情を保っていられるようですね。

ポイント2:ひとのモテる要素とは

この本の第2章にあたる部分です。ひとのモテる要素はルックス。まさにその通りで視覚的に相手に訴えるパワーはとても大きいです。初対面でこのひとと付き合いたいと感じさせるようです。

ですが、これは短期的な魅力で長い間付き合おうとは思いません。ルックスはたしかに強力ですが付き合って結構までとはならないようです。

そこで来るのが長期的な魅力の経済力と将来の安定性になってきます。ただ付き合いたいという短期ではなく将来を見据えて「このひとのそばだと安心できる」といった長期の関係を築くには経済力が必要になってきます。

コン太
コン太

ひとは外見だけじゃないという言葉はこういう所から来るんですね。

ポイント3:ひとはどのように恋に落ちるか

よく言われる「吊り橋効果」というものについて書かれていました。窮地に陥ったとき、鼓動が早くなりそのドキドキを恋と勘違いするという方法です。

脳が勝手に勘違いをして無意識的にそのひとと恋に落ちる。とても強力な方法ですがここにはひとつ重要な前提があることが解かりました。

それはドキドキしているときに目の前に「好みのひと」がいた場合に限るということです。相手の好みに合っていたり、かわいい(かっこいい)人でないと効果がないようです。

コン太
コン太

それに当てはまらない人間が吊り橋効果を試した結果、むしろ逆効果になってしまったという検証結果が出ているようです。

ポイント4:告白の成功率を上げるには

告白で失敗したくない。そう言うひとはたくさんいます。成功率を少しでも上げるためのことも書いてあります。それまでの相手との好感度もありますが成功率をあげるために重要なことが2つあります。

それは「告白の仕方」「出会ってからのタイミング」です。

告白ですがストレートに単純に想いを伝えるのが一番成功率が高いようです。想いを伝える。そして「これからどうしたいのか」を組み合わせて伝えることで成功率をアップさせることができます。こう考えると漫画でよく見る「好きです、付き合ってください」というセリフは的を射ていたんですね。

そしてタイミングは「知り合ってから4~6か月の間」が成功率が高いようです。月日が経ってからの告白だと「友だちとしか見れない」などの理由から成功率が下がってしまうという結果になっています。

コン太
コン太

とくに用事がなくふたりで遊んだりプライペートな時間を共有することでより成功率を高められるということが検証から判明しているようです。

ポイント5:パートナーの信頼の大切さ

ひとは誰もが愛したいし、愛されたいものです。パートナーをしっかり信頼することで破局を回避できるということが解かりました。

「ひとを愛したい」というひとは強い心の持ち主でそう簡単に心が折れたり鬱病とはほぼ無関係、立ち直りやすい性格ですが逆に「ひとに愛されたい」というひとは脆弱な心で傷つきやすく鬱病になってしまいがちだそうです。

ここで注意しなければならないのが後者の「ひとに愛されたい」と思っているひとです。

自分のことを愛してくれているのか何度も確認してしまったり、実は嫌われているのかと病んでしまったり、最終的には監視のようにパートナーの行動を制限してしまったり・・・。

これらが多ければ多くなるほど破局する可能性が増えていきます。ですのでパートナーをしっかり信頼することでこういった危険性が減るということです。

〇再確認傾向尺度・・・愛してくれているのかを何度も確認する
〇拒絶敏感性尺度・・・実は嫌われているのかと思い込んでしまう
〇監視欲求尺度・・・信用できなくなり相手の行動を制限してする
コン太
コン太

この本では上記のことを「尺度」を使って説明していたので理解がとても速くできました。

 

さいごに

ここまで「恋愛の科学」の著者である越智啓太さんの概要、この本の目次、そして私自身がとても驚かされた特に注目したポイントの紹介をしてきました。

この本の「尺度」を定理した説明には特に驚かされました。言葉で表すのが難しかったことを尺度で表して内容が飲み込みやすかったです。

コン太
コン太

知らなかったことがとても多かったですし、知っているところでもどうしてそうなるのかという理由を心理学を用いた信頼できるデータといっしょにわかりやすく説明されていました。恋愛への見方が良い方向に変わりました。

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