好きな女性ができた時にはどのようにアプローチしますか?プレゼントを贈る、自分に自信があるところ、例えば勉強ができる、お金をたくさん持っている、いい企業に就職している、かっこいい車を持っている…等を自慢する。人それぞれいろいろなアプローチがあると思います。
アプローチの方法は人それぞれで、それこそ人の数だけアプローチがあると思います。ですが、上記のようなアプローチも女性によっては効果が薄いものがあります。すでにお金を持っている女性にとっては、男性にお金を求めることはなく、車に微塵の興味もない女性は、どんなにかっこいい車を持っていても見向きもしないでしょう。
このように女性によって「何が大切か」「どんな男性が魅力的か」という基準は違ってきます。「じゃあ、多くの女性に共通して効果的なアプローチはないの?」と思う方もたくさんいらっしゃいますよね。そこで役に立つのが「心理学」です。相手の女性は人間です。
「人間の心理」という部分は共通しているので、そこを利用しない手はありません。これから「意中の女性を虜にする心理術」としていくつかの心理術をご紹介します。
ぜひ活用して、意中の女性を手中に収めてください。
心理術① 初頭効果と親近効果
皆さんは「第一印象が8割」みたいな文言を聞いたことはありますでしょうか。よく就活なんかで耳にする言葉ですね。「根拠は知らないけど、なんとなく言いたいことはわかる」という方がほとんどだと思いますが、実はこれ、心理学的に根拠を説明できるのです。
そこで使われるのが、「初頭効果」です。初頭効果とはポーランドの心理学者が実験によって明らかにしたものです。実験の内容としては「これからAさんとBさんについて説明するので、どんな印象をもったか教えてください」というものです。実際に皆さんもやってみましょう。
どうでしたか。なんとなくAさんはいい人っぽく、Bさんは嫌な人っぽく感じませんか?これが初頭効果で、「人間は相手を第一印象で認識する傾向がある」という心理効果です。
初めて会ったときに、髪の毛はボサボサで、服はしわしわ、どことなく異臭がする…。そんな男性が女性から好感を持たれるわけがありません。初対面でできるだけいい印象を持たれるように努力することで、スムーズに関係を深めることができるのです。
努力といっても大したことはありません。体と頭をよく洗い、店頭でマネキンが来ている服を一式そろえ、口臭などに注意を払う…。それだけで全く違います。ちょっとした気遣いで好感度は大きく上がっていくのです。
「いやいや、初対面の時のことを言われたってどうしようもないよ。今好きな人を虜にする方法を教えてくれよ」という声が聞こえてきそうですね。ですが大丈夫です。もう一つ、「親近効果」というものがあります。
これはアメリカの心理学者のアンダーソンという方が実験をして提唱したもので、その実験では、模擬裁判を行い、証言の提示順で陪審員の判断がどう変わるのかを調査しました。証言は弁護側、検事側にそれぞれ同じ数用意され、
にて行われました。その結果どちらも最後に証言をした側が勝利するという結果になりました。
このように「人間は最後に与えられた情報でその人の印象が決定されやすい」という特性を持っており、これが親近効果と名付けられたのです。
つまり、例え第一印象が最悪だったとしても、最近のあなたの様子から判断されやすく、印象が良ければ好感を持たれやすいということです。
第一印象がいい人はそのまま続けてもらえばいいのですが、第一印象が最悪だった方は「印象をよくするために清潔感を意識しよう」というよりは、「見た目で不快感を持たせないためにはどうすればいいか」を考えてみましょう。
些細な変化でも評価はプラスに転じますので、「きれいな服を着る」「髪を整える」「髭をそる」などポイントを絞って実行していくことをオススメします。
初頭効果と親近効果で反対のことを言っているように感じられますが、人間の心は複雑で、1+1=2のようにきっちり決まっているわけではありません。初頭効果もあり、親近効果もある。それが人間の心理なのです。
心理術② 気持ちを表現する
多くの女性は「察してほしい」という気持ちを持っています。これは日本の風習から来ているもので、日本では「女性は男性の数歩後をついてくるもの」という考え方がありました。今となっては非難が殺到しそうな考え方ですね。
しかし、今なお色濃く残っている人や地域もあり、そのような環境で育つと「自分からは言えない/言いにくい」「わがままを言っている人だと思われたくない」という心理が働きます。またそれとは別に恥ずかしがりや、引っ込み思案、前に出たくないという女性も一定数います。
つまり、そのような女性が言葉にできない気持ちを、言動や行動で察して示すことで、女性は居心地の良さを感じ、あなたを魅力的に感じていくのです。
例を挙げるならば、元気のなさそうな女性に対して「大丈夫?」と声をかけることで、自分からは言い出しにくかったことを引き出してあげると同時に「この人は私のことを見てくれているんだな」と思わせたり、出かけた際にタイミングをみて「休憩しようか」「トイレ行ってくるね」等と男性側から声をかけることで女性もトイレに行ったり、スマホをチェックしたりする余裕を作る等の気遣いを心がけましょう。
また、あなたの気持ちを表現することも非常に大切です。心理学には「自己開示」という言葉があります。文字通り、「自分のことについて相手に開示する」ことですが、この自己開示がある関係性とない関係性では、天と地ほどの差があり、自分について話すことによって相手に安心感や心地よさを感じることができます。
「楽しかった/うれしかった」と女性に伝えることは、恥ずかしい気持ちなどで抵抗があるかもしれませんが、自分の気持ちを相手に伝えることで、相手もまた自分の気持ちを伝えやすくなります。
そのあとの関係性も良好になり、「思ったことを伝えられる人/伝えてくれる人」という信頼感を得ることもできます。ネガティブなことでない限り、積極的に伝えていきましょう。
心理術③ 「必要とされたい気持ち」を刺激する
人間には誰しも「誰か認められたい」「自分を特別だと思ってもらいたい」という欲求があります。あなたの意中の女性も確実に持っています。その心理を刺激しましょう。
では具体的にどうすればいいのか。簡単です。「相手に頼る」これだけです。どんなことでも構いません。「学校のノートを見せてほしい」「仕事を手伝ってほしい」「わからないことを教えてほしい」どんなことでも構いません。
また、実際にはあなたが必要としてしないことでも構いません。重要なのは「相手に頼る」ことなのですから。これだけで相手は「私は必要とされているんだ」と感じ、長い時間をかけて、あなたに依存させることができます。人間は社会的な生き物です。誰かに必要とされること以上の喜びはないといっても過言ではありません。とくに女性は他者共存を望みますので、その効果は絶大です。
また、相手に頼ることの副産物として「前回助けてもらったから」という口実でデートに誘いやすいというものもあります。相手からしても「お礼」という体で誘われますので、断りにくく、こちらかも多少強引に誘えます。その時に一緒に食事をするといいでしょう。食事を共にすることで、リラックスした時間を共有し、関係性を深めるきっかけとなります。
さらに「頼る」→「お礼」→「頼る」→「お礼」→…というサイクルを回していくことで、自然と会う機会や話す機会も増えます。人間は日常的に触れる物や人に好意を抱きやすいという性質があります。たくさんの時間を共有することで、深い愛情を向けられるようになり、より相手を依存させることができます。
上記のことをすれば、あなたに依存し、意中の女性を手に入れることができるでしょう。相手に「あなたは自分にとって必要な人だ」と伝えるだけなのに、どうしてほかの人はやらないのかと不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。
悲しきかな、多くの人にはプライドというものがあり、「へりくだりたくない」「自分が優位な立場にいたい」という心理が働いてしまうのです。そのため、「あなたが必要だ」なんて自分から弱みを見せるようなことはしたくないのです。しかし、そんななプライドはこの際捨ててしまいましょう。
プライドを持ち続けることと、意中の女性を落とすこと、どちらが重要かなんて言うまでもないですからね。
おわりに
さて、いかがだったでしょうか。今回は「意中の女性を虜にする心理術」として3つの心理術をお伝えしました。
1つ目は初頭効果と親近効果ということで、人間のもつ印象に関する傾向を利用して好感度上げる、または下げないことについてお伝えしました。
2つ目は気持ちを表現するということで、相手の言葉になっていない気持ちを察して言語化・行動化すること、そして自分自身のことについても気持ちを言葉に出して表現することの大切さをお話ししました。
最後に必要とされたい気持ちを刺激するということで、相手の承認欲求を利用し、尽くすことに愉悦感を持たせることで、あなたに依存させる方法について書かせていただきました。
先にも書かせていただきましたが、人間の心は複雑です。ですがそれゆえにもろいものです。依存や洗脳することも可能ですが、やりすぎてしまうと離れる時に苦労しますので、ほどほどにしておくことをオススメします。
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